2026年度 募集要項
横浜国立大学 履修証明プログラム
インクルーシブ教育・
専門職支援員
養成プログラム
履修証明プログラムとは
本プログラムは、文部科学省の制度に基づく 横浜国立大学「履修証明プログラム」 として開講されるものです。一定の課程を修了された方には、大学より公式に 「履修証明書」 が交付されます。横浜国立大学D&I教育研究実践センターでは、すべての子どもが共に学ぶ「インクルーシブ教育」の実現に向けて、教育現場で専門的に子どもを支援する 「インクルーシブ教育・専門職支援員」 を養成しています。このたび、下記のとおり受講者を募集いたします。
プログラムの目的
横浜国立大学D&I教育研究実践センターは、障がいの有無にかかわらず、すべての子どもが共に学ぶインクルーシブ教育の実現に資する教育と研究の実践を通じ、共生社会の実現に寄与することを目的としています。
インクルーシブ教育・専門職支援員は、教員や各種専門家と連携しながら、多様な教育的ニーズのある子どもの学びを通常の学級で支援する専門性の高いスタッフです。
本カリキュラムは、インクルーシブ教育・専門職支援員として必要な基礎的な知識と技能を体系的に習得することを目的としており、そのため教育・福祉・医療・心理などの分野で資格や経験をもつ人に限らず、インクルーシブ教育実践の活動に意欲をもつ人を広く対象としています。
修了者は、すべての子どもが共に学び育つ「誰一人取り残さない」インクルーシブ教育の実現に向けて、学校現場で実践的に支援を行う人材として活躍することが期待されています。
2026年度 募集要項
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1.プログラムの目的
横浜国立大学D&I教育研究実践センターは、障がいの有無にかかわらず、すべての子どもが共に学ぶインクルーシブ教育の実現に資する教育と研究の実践を通じ、共生社会の実現に寄与することを目的としています。
インクルーシブ教育・専門職支援員は、教員や各種専門家と連携しながら、多様な教育的ニーズのある子どもの学びを通常の学級で支援する専門性の高いスタッフです。
本カリキュラムは、インクルーシブ教育・専門職支援員として必要な基礎的な知識と技能を体系的に習得することを目的としており、そのため教育・福祉・医療・心理などの分野で資格や経験をもつ人に限らず、インクルーシブ教育実践の活動に意欲をもつ人を広く対象としています。
修了者は、すべての子どもが共に学び育つ「誰一人取り残さない」インクルーシブ教育の実現に向けて、学校現場で実践的に支援を行う人材として活躍することが期待されています。 -
2.実施概要
- 実施
期間 - 2026年4月~2026年9月(前期・半期間)※詳細日程は受講決定後に通知します。
- 実施
方法 - ・オンデマンド講義
・対面演習:支援記録作成の実践、ロールプレイによる支援場面の体験(土日中心)
・現場実習:学校での短期実習(観察・支援) を行い、支援の基礎体験を積む(平日) - 総
時間数 - 62時間(オンデマンド講義:18時間、対面講義(演習):15時間、現場実習:29時間)
- 受講料
- 受講料 94,200円(税込)(内訳:入学料 10,000円、LMS・教材整備費 25,000円、授業料 59,200円)
※教育委員会・学校からの推薦がある場合は減免措置あり。
※受講料の振込に関する案内および減免措置に必要な書類等は、合格者への発送書類と共に送付します。 - 募集
定員 - 10名(書類選考・面接による選考あり)
- 募集
期間 - 2025年12月1日(月)~2026年2月3日(火)
※定員に達しても応募受付は継続し、すべての応募者に対して検定(小論文・面接)を実施します。
- 実施
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3.履修資格
本プログラムの受講資格は、以下の(1)~(4)の要件をすべて満たす者とします。
(1)学校教育法第90条に定める大学入学資格を有する者、またはこれと同等以上の学力があると認められる者
(2)教育・福祉・医療・心理等の分野に関心をもち、障がいや病気のある子どもたちを支援したいという意思を有する者
(3)本プログラムの目的を理解し、全課程を履修・修了する意欲を有する者
(4)所定の検定(小論文・面接)を通じて、インクルーシブ教育・専門職支援員としての資質があると認められた者 -
4.書類選考・面接について
インクルーシブ教育の理念に対する理解、対人支援に必要な基本的なコミュニケーション力、協調性、柔軟性などを総合的に評価します。
【小論文】
テーマ:あなたが考える『インクルーシブ教育』のあり方について述べてください。
さらに、障がいや病気など多様な教育的ニーズのある子どもの学びを支援する際に、本カリキュラムで身につけた専門的な知識やスキルをどのように活かしたいかを示してください。あわせて、支援員として果たしたい役割や将来の抱負についても記してください。なお、字数は必ず600~800字としてください。※所定様式(Word)をダウンロードし、そちらに記入の上、ご提出ください(「5.提出書類」参照)
面接は、2026年2月13日(金)に対面形式で実施いたします。会場および集合時間の詳細については、書類受付後に個別にご案内します。
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5.提出書類
以下の書類をご準備のうえ、2026年2月3日(火) (必着)までに、配達状況が確認できる方法(特定記録郵便やレターパックなど)で郵送により提出してください。提出書類を受領後、当センターより受験番号および面接会場の案内等を、同封いただいた返信用封筒にて返送いたします。
- 書類名
- 内容・注意事項
- ① 最終学歴を証明する書類の原本
- ・大学卒業証明書(和文または英文)・コピー不可、開封無効・発行日から6か月以内のもの
- ② 本人確認書類の写し
(いずれか1点) - ・運転免許証、旅券(パスポート)、その他官公署から発行・発給された身分証明書又は資格証明書など顔写真、氏名、生年月日および住所が記載されているもののうち、いずれかの1点の書類の写し
※届出の時点で有効なもの又は発行・発給された日から6か月以内のものに限ります - ③ 願書〈様式1〉
- ・所定様式(様式1)を使用し、必要事項をすべて記入すること
- ④ 小論文原稿〈様式2〉
- ・所定様式(様式2)に入力後、A4片面印刷(ホチキス留め不要)
- ⑤ 推薦書〈様式3〉(該当者のみ)
- ・減免措置の対象となる場合は必須
・教育委員会・学校の推薦を受ける場合に提出(様式3を使用)
・推薦者の署名を含むこと - ⑥ 氏名変更届〈様式4〉(該当者のみ)
- ・卒業証明書と本人確認書類の氏名が異なる場合に提出・本学所定様式(様式4)を使用
- ⑦ 選考及び修学の上で配慮を必要とする出願者の事前相談申請用紙〈様式5〉(該当者のみ)
- ・障がい、疾病、その他の事情により、選考・修学の上で配慮が必要な場合に限り提出(様式5を使用)
・事前相談のため、できるだけ早めの提出を推奨 - ⑧ 返信用封筒〈様式6〉(切手貼付:410円)
- ・長形3号封筒〔120mm×235mm〕を用意し、「受験票返信用封筒ラベル〈様式6〉」を印刷し、封筒表面に貼り付け、410円分の切手を貼付し、郵便番号、住所、氏名を記入してください(住所は日本国内とします)。
・速達・定形郵便扱い(410円:定形110円+速達300円)
・返信用封筒〈様式6〉は、受験番号・面接会場案内等の送付に使用 - ⑨ 提出書類チェックリスト〈様式7〉
- ・所定様式(様式7)をダウンロード・記入し、必ず同封してください
【各書類のダウンロード先】
インクルーシブ教育・専門職支援員 募集要項 願書(様式1) 小論文(様式2) 推薦書(様式3) 氏名変更届(様式4) 選考及び修学の上で配慮を必要とする出願者の事前相談申請用紙(様式5) 受験票返信用封筒ラベル(様式6) 提出書類チェックシート(様式7) 【送付先】
〒240-8501 神奈川県横浜市保土ケ谷区常盤台79-1
横浜国立大学 ダイバーシティ戦略推進本部 D&I教育研究実践センター「インクルーシブ教育・専門職支援員養成プログラム係」 宛
※封筒表面に「履修申込書類在中」と朱書きしてください。 -
6.選考・結果通知
すべての応募者に対して、書類選考および面接を実施します。選考の結果は、合格者の受験番号をD&I教育研究実践センターのWebサイトにて、2026年2月下旬に掲載予定です。また、合格者には後日、受講に関する書類一式を郵送いたします。受講に必要な手続きや初回授業の案内等については、同封の書類をご確認ください。
なお、不合格者への個別通知は行いません。 -
7.カリキュラムの構成(計62時間)
本プログラムでは、オンラインによる講義に加えて、40時間程度の対面での演習や学校現場での実習を必ず含みます。演習については、社会人の方にも受講しやすいよう、原則として土日に開講いたします。一方で、学校での現場実習は教育現場の状況に合わせる必要があるため、平日に実施いたします。そのため、受講を希望される方は、その点を十分に考慮した上で申請ください。実践経験を通じて、参加者同士が互いに学び合い、知識やスキルを深めていくことを重視しています。
【現場実習について】
本プログラムの現場実習は、受講者の活動状況や所属自治体に応じて、以下のとおり実施します。
・横浜市内の学校で「特別支援教育支援員等」として活動されている受講者
現在活動されている学校での現場実習を認めます。日頃の支援活動と連動させながら、実践的な学びを深めることを目的としています。
・横浜市外の自治体で活動している受講者、または支援活動に未従事の受講者
横浜国立大学附属学校または横浜市内の小・中学校を実習校として大学が調整のうえ指定し、現場実習を行っていただきます。科目名 授業内容(各回) 授業時間 インクルーシブ教育・
専門職支援員の意義と役割・インクルーシブ教育・専門職支援員の基本的な役割
・インクルーシブ教育・専門職支援員としての責任と倫理1時間 インクルーシブ教育の基礎的理解 ・インクルーシブ教育の理念と意義 1時間 多様な教育的ニーズのある
子どもたちの理解と支援の基礎・発達障害(LD・ADHD・ASD・DCD)、知的障害の理解と支援(3時間)
・肢体不自由、病弱・身体虚弱の理解と支援(1.5時間)
・視覚障害の理解と支援(1.5時間)
・聴覚障害の理解と支援(1.5時間)
・多様な児童生徒の理解と支援(精神・不登校・いじめ・虐待・海外ルーツ)(1.5時間)9時間 インクルーシブな関係づくりと
子ども理解・子どもの発達段階と仲間関係の理解(1時間)
・「共に学ぶ力」を育む支援 ― 周囲の子どもたちへの関わり (1時間)2時間 インクルーシブな学びを支える
支援の基本スキル・学校環境の理解と支援の基本(1時間)
・学校行事の支援スキル(1時間)
・体調管理と緊急時の対応(1時間)
・介助(食事・排せつ・移動・姿勢補助・着替え等)の支援〈演習〉(4.5時間)
・コミュニケーションスキル〈演習〉(3時間)
・当事者の視点で考える支援のあり方〈演習〉(4.5時間)15時間 アセスメントと
支援記録の作成・支援プランの読み取り方とアセスメント(1時間)
・支援記録の作成意義と記録方法(1時間)
・支援記録作成の実践演習〈演習〉(3時間)5時間 現場実習 ・参与観察を主としたアセスメント(3時間)
・コミュニケーションスキル(7.5時間)
・学習支援の基礎(7.5時間)- 校内委員会への参加(2時間)
・支援記録作成の実践(3時間)
・チーム内での支援記録共有と改善(3時間)26時間 実習指導支援演習 ・実習前後のスーパービジョンと振り返り 3時間 合計 62時間 -
8.修了要件
修了要件は以下の通りです。
(1)すべての講義科目を受講し、各科目において70点以上の成績(「良」以上)を修めること
(2)総合レポート、修了面談を実施の上、合格と判断されること
※上記の要件を満たした者には、学校教育法に基づく履修証明書を交付します(単位の付与はありません)。 -
9.受講に必要な環境(推奨PCスペック)
本プログラムでは、ノートパソコンの使用が必須です。
授業の受講、課題提出、資料の閲覧、支援記録作成などにおいて、以下のような機器環境を各自でご用意ください。
CPU:Intel Core i5以上
メモリ:8GB以上
ストレージ:10GB以上の空き容量
OS:Windows 10/11 または macOS(64bit)
安定したインターネット回線、Webカメラ、マイク付きイヤホン等最新版Zoomクライアントのインストールが必要です。 -
10.その他の留意事項
・本プログラムでは、横浜国立大学学則および科目等履修生規程を準用します。規程違反があった場合は履修の許可を取り消すことがあります。
・勤務を継続しながら履修される方は、入学および修学に支障がないよう、勤務先の承諾を事前に得てください。
・その他、最新情報はD&I教育研究実践センターのWebサイトにて随時お知らせします。 -
11.配慮を必要とする入学志願者の事前相談
心身の障がい等により、選考及び修学の上で配慮を必要とする場合は、出願前までに必ず横浜国立大学 ダイバーシティ戦略推進本部D&I教育研究実践センター(連絡先は「12.お問い合わせ先」参照)へ「選考及び修学の上で配慮を必要とする出願者の事前相談申請用紙」(様式5をウェプサイトからダウンロードして作成)により申し出てください。
また、出願後に不慮の事故等で負傷し、受験及び修学の上で配應を必要とすることになった場合も、その事由が発生し次第速やかに申し出てください。
相談の内容や時期によっては、希望通りに配慮ができない場合や、出願期間終了時までに配慮事項を決定できない場合があります。可能な限り早い時期に申し出てください。
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12.お問い合わせ先
横浜国立大学 ダイバーシティ戦略推進本部
D&I教育研究実践センター
お問い合わせフォーム:https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=N_KtkmBGSEmCcJ-q9IV0KdqnrpAwh91AhxVp-4CeCLVUQTNaU1hLSEZESlM5VTZNVzhQSDZXUlFLUS4u
TEL:045-339-3051(平日 9:00~17:00) / URL: https://ynu-d-i.jp/